BATTERY|価格

蓄電池の価格はいくら?

家庭用蓄電池の価格は「容量(kWh)× 1kWhあたりの単価」で考えると比べやすくなります。国の資料にある容量別の単価と、補助金の上限価格・メーカーの希望小売価格を並べて、見積りの見方を整理します。

情報の確認日:2026年11月4日

このページの要点

  • 5〜10kWhの1kWhあたり(2023年度)11.9万円設備費10.6万円+工事費1.3万円。国の補助事業のデータから
  • 全体の平均(2023年度)12.1万円/kWh設備費11.1万円+工事費1.0万円
  • 国のDR補助金の申請要件12.5万円/kWh以下設備費+工事・据付費(税抜)。2025年度の目標価格

11.9万円・12.1万円は2023年度の国の補助事業のデータからの推計で、全国の売値の平均や、八王子での見積りの額ではありません。12.5万円は実績ではなく、国の補助金が申請の要件として決めている目標価格です。

容量によって1kWhあたりの単価は違う?

経済産業省の検討会の資料では、2023年度の国の4つの補助事業のデータから、家庭用蓄電システムの1kWhあたりの価格を容量の区分ごとに出しています。資料は「5kWhを境界として大きく低減」としています。

1kWhあたりの設備費+工事費(万円・2023年度)

  • 5kWh未満
    設備費15.0万+工事費1.6万
    16.6万円
  • 5〜10kWh
    設備費10.6万+工事費1.3万
    11.9万円
  • 10kWh以上
    設備費10.7万+工事費0.6万
    11.3万円
区分の名前は資料のとおりです(「5〜10kWh」と「10kWh以上」の境目の扱いは資料からは読み取れません)。10kWh以上の設備費(10.7万円)は5〜10kWh(10.6万円)とほぼ同じで、差は主に工事費です。

同じ資料では、補助事業以外の標準的な水準として、事業者への聞き取りで設備費15〜20万円/kWh・工事費2万円/kWh程度とも整理されています。補助事業のデータと補助事業以外の水準では、単価に開きがあります。

2025年3月に公表された検討会のとりまとめも、この2023年のデータを使っています。2024年以降の家庭用の実績の平均は、国の資料では見つかりませんでした(2026年11月4日時点)。

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2026年11月3日確認

容量をかけると、いくらくらい?

上の単価に容量をかけた計算例です。補助事業のデータの単価と、補助事業以外の標準的な水準(設備費15〜20万円+工事費2万円=17〜22万円/kWh)の2通りで並べます。

容量の例補助事業のデータの単価で補助事業以外の水準で
4kWh(5kWh未満)約66.4万円
16.6万円×4
約68〜88万円
17〜22万円×4
7kWh(5〜10kWh)約83.3万円
11.9万円×7
約119〜154万円
17〜22万円×7
12kWh(10kWh以上)約135.6万円
11.3万円×12
約204〜264万円
17〜22万円×12

国の資料の単価に容量をかけただけの計算で、見積りの額ではありません。税の扱いは資料に書かれていません。実際の額は機種・工事の内容・既設のパワコンの扱いで変わり、補助金を使うとここから差し引かれます。

戸建て住宅の外壁ぎわに並んだ、大きさの違う2台の家庭用蓄電池
※生成AIで作ったイメージ画像です。実際の施工・製品・街並みではありません

何kWhが合うかは、電気の使い方と停電のときに使いたい家電で決まります容量の相談をする

補助金の「上限価格」とは?

国:DR家庭用蓄電池事業(令和7年度補正)12.5万円/kWh以下設備費+工事費・据付費の合計(税抜)が、2025年度の目標価格以下であることが申請の要件
東京都:家庭における蓄電池導入促進事業(令和8年度)10万円/kWh助成額を計算する単価。購入価格の上限ではない

国のDR補助金では、1kWhあたりの価格が目標価格(2025年度は税抜12.5万円)を超えると申請できません。比べるのは見積りの総額ではなく、補助の対象になる設備費と工事・据付費(税抜)で、ハイブリッド型などは決められた額を差し引ける場合もあります。対象になる額は、販売する事業者に確かめます。

東京都の「10万円/kWh」は性質が違い、助成額の計算に使う単価です。蓄電容量×10万円が助成額の目安で、国や市の補助を差し引いた経費(税抜)が上限になります(DR実証に参加しない場合は1戸120万円が上限)。2つの数字を足したり、同じものとして比べたりはできません。→ 東京都の補助金/国の補助金

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2026年11月3日確認

メーカーの希望小売価格は?

希望小売価格を公表しているメーカーもあります。ただし、税込か税抜か、工事費を含むか、どの機器までの価格かがメーカーごとに違うため、そのままでは比べられません。

メーカー・型番容量希望小売価格何の価格か
ニチコン ESS-U5M17.7kWh2,400,000円(税抜)家庭用蓄電システム。工事費を含むかは発表に書かれていない
ニチコン ESS-U5L19.7kWh3,000,000円(税抜)同上
パナソニック LJB34979.7kWh2,794,000円(税込・工事費別)蓄電池ユニットだけ。システムとして使うにはほかの機器も必要

希望小売価格は、実際の見積りの額や、補助金を差し引いたあとの負担額ではありません。比べるときは必要な機器と工事を全部含めた総額で比べます。

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2026年11月3日確認

容量のほかに価格を左右するものは?

それぞれ「何万円上がる」という全国共通の額は、公的な資料にはありません。

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2026年11月3日確認

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蓄電池を入れるかどうかの考え方は蓄電池はやめたほうがいい?に、太陽光も含めた費用の全体は費用の考え方にまとめています。

このページで挙げたメーカー名・製品名は、説明のための例です。取り扱う機種や推奨する機種を示すものではありません。画像は生成AIで作ったイメージで、特定のメーカー・機種の実物ではありません。

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