PLAN|買わずに設置する
初期費用ゼロの太陽光(PPA・リース)
太陽光を自分で買わずに、事業者に屋根へ設置してもらう方法があります。利用の条件を満たせば設置の費用はかかりませんが、長い期間の契約になります。しくみと、契約の前に確かめることを整理します。
情報の確認日:2026年11月3日
このページの要点
- 契約期間の目安概ね10年環境省の住宅向け解説の例。東京都の登録プランは10年以上が条件
- 東京都の助成(既存住宅・太陽光)18万円/kW3kW以下の場合。申請するのは事業者で、全額が利用者に還元される
- 八王子市の補助対象外市の補助はリース・PPAを対象にしていません
初期費用ゼロとは?
事業者が自分の費用で住宅の屋根に太陽光を設置し、住宅の持ち主は電気代や月々の利用料を払うしくみです。事業者は、その支払いで設置の費用を回収します。主な方式に、PPA(電力販売)とリースがあります。
環境省の住宅向けの解説では、一定の期間(概ね10年)が過ぎると、設備が住宅の持ち主に無償で譲られる形が紹介されています。
だれでも使えるとは限りません
環境省は、ほとんどの初期費用ゼロのサービスに年齢制限・築年数制限があると注意しています。年齢制限は50歳未満〜70歳未満、築年数制限は10年未満〜40年未満と、事業者や方式によって大きく違います。屋根の条件などの審査もあるため、まず利用条件を確かめます。
PPAとリースは何が違う?

| PPA(電力販売) | リース | |
|---|---|---|
| 設備の持ち主(契約中) | PPA事業者 | リース事業者 |
| 毎月払うもの | 太陽光で発電した電気のうち、使った分の電気料金 | 決まった額のリース料(発電がない月も払う) |
| 発電した電気 | 事業者から供給を受ける | すべて利用者のもの。使い切れない分は売電できる |
| 維持管理 | 事業者 | 事業者 |
環境省の資料は、リースの注意点として「自由に交換・処分ができない」「長期契約である」「発電がない場合でもリース料を支払う必要がある」を挙げています。PPAで余った電気の売電収入が誰のものになるかは、契約によって違います。
契約期間と、終わったあとの設備は?
| 契約期間 | 環境省・国土交通省の解説では概ね10年の例。東京都の初期費用ゼロ助成に登録されるプランは、契約期間が10年以上であることが条件です |
|---|---|
| 終わったあと | 国土交通省の資料は、「設置から10年間は事業者が所有し、それ以降は住宅所有者に無償譲渡される形態が一般的」としています。一般的な形であって、すべての契約がそうなるわけではありません |
| 家を売るとき | 屋根を借りて設置する契約では、家を第三者に売ったときに、事業者がその権利を新しい持ち主に主張できないことがあるため、住宅の売却などの際には注意が必要とされています |
東京都の助成はどう使われる?住宅用太陽光発電初期費用ゼロ促進の増強事業
東京都には、初期費用ゼロのサービスで設置する場合の助成があります。申請するのはサービスを提供する事業者で、助成金は事業者に支払われ、契約の内容にもとづいて住宅の持ち主に全額が還元されます(利用料の値下げなど)。
- 18万円/kW
太陽光 3kW以下
既存住宅の場合(令和8年度) - 一律45万円
太陽光 3kW超3.75kW以下
既存住宅の場合(令和8年度) - 12万円/kW
太陽光 3.75kW超
既存住宅の場合(令和8年度) - 10万円/kWh
蓄電池
1戸あたり上限120万円
- 2026年10月1日以降に契約する場合、助成の対象になる機器は、SIIの令和8年度の登録済製品一覧に登録されたものだけです
- 東京都は、この制度の太陽光の単価を、ほかの助成より高くしているとしています(申請の手引き p.13)(自分で買う場合の既存住宅の単価は15万円/kW〈3.75kW以下〉)
- 事業者は、契約から1年を過ぎる日か令和13年(2031年)3月31日の、早いほうまでに申請します
- 自分で買って設置する東京都の助成と、同じ設備で重ねて受け取ることはできません
- 登録されたプランは「登録事業プラン一覧」で確かめられます。登録は要件を満たしているかを形式的に確かめたもので、プランの内容を東京都や公社が保証するものではありません
買って設置する場合と比べると?
| 初期費用ゼロ(PPA・リース) | 買って設置する | |
|---|---|---|
| 設置の費用 | かからない(利用条件を満たす場合) | かかる(補助金で一部が戻る) |
| 太陽光の設備に払う毎月の額 | 太陽光の電気の料金や利用料を、契約期間中ずっと払う | なし(ローンを組む場合は返済) |
| 電力会社への電気代 | 足りない電気は電力会社から買う | 足りない電気は電力会社から買う |
| 設備の持ち主 | 契約中は事業者 | 自分 |
| 交換・取り外し | 自由にはできない | 自分で決められる |
| 東京都の助成 | 事業者が申請し、利用者に還元 | 自分(または委任した施工会社)が契約の前に事前申込 |
| 八王子市の補助 | 対象外 | 条件を満たせば対象 |
どちらが合うかは、手元の資金、何年住む予定か、家を売る予定があるかで変わります。買って設置する場合の費用は費用の考え方、補助金は東京都・八王子市のページをご覧ください。
契約の前に確かめること
契約期間と支払いの合計
期間中に払う金額の合計も満了後の扱い
無償で譲られるのか、撤去か、再契約か途中でやめるとき
解約できる条件と、費用がかかるか家を売る・相続するとき
契約を引き継げるか、買い取りになるか故障・災害のとき
修理や保険は誰の負担か東京都の助成の還元方法
一括か分割か、契約書に書かれているか
買って設置する場合と比べたいときも、ご相談いただけます相談する
ほがらかは、自分で所有して設置する場合のご相談を受け付けています。初期費用ゼロのプランを提供する事業者ではありません。このページは2026年11月3日時点の公的資料にもとづいています。
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