V2H
V2Hとは?費用・補助金・停電のときの使い方
V2H(ブイ・ツー・エイチ)は、電気自動車の電池にためた電気を、家で使えるようにする設備です。停電のときの備えや、太陽光の電気を車にためて使う使い方ができます。しくみ・補助金・費用を、公式の資料で整理します。
情報の確認日:2026年11月4日
このページの要点
- 東京都の補助(令和8年度)上限50万円太陽光と電気自動車などの条件を満たすと上限100万円。受付中
- 国のCEV補助金(V2H)受付終了予算を超えたため、2026年8月27日到着分で終了
- 八王子市の補助対象外令和8年度の市の再エネ補助の対象設備にV2Hはない
受付の状況は2026年11月4日時点です。東京都の補助は予算の範囲内で交付されるため、申し込む前に公式ページで最新の状況を確かめてください。
V2Hとは?普通の充電器と何が違う?
次世代自動車振興センターは、V2H充放電設備を、電気自動車などへの充電に加えて、車から家などへ放電(給電)ができる装置と説明しています。経済産業省の資料でも、普通充電器は「充電のみ可能」、V2Hは家への給電ができるものとして分けて整理されています。
普通のEV充電器
- 家から車へ充電するだけ
- 車の電気を家で使うことはできない
V2H
- 家から車へ充電できる
- 車の電池の電気を家へ送れる
- 使えるのは、そのV2Hに対応する車だけ

家庭用蓄電池とちがい、電気をためるのは車の電池です。車で出かけているあいだは、家で使うことはできません。
停電のときは、どこまで使える?
停電のときに使える範囲は、V2Hの機種と、家の配線のしかたで決まります。
家全体か、選んだ回路だけか
家全体に送る「全負荷」の配線と、選んだ回路だけに送る「特定負荷」の配線があります(ニチコンの説明)同時に使える量には上限
家全体に送れる配線でも、V2Hの出力と車の電池の残りの範囲までです太陽光・蓄電池との組み合わせ
一緒に使えるかは、機器の組み合わせと配線で変わります。いまある設備と合うかを先に確かめます
たとえばニチコンは、電力会社の電気とつなぐ「系統連系」の機種では、車から給電しているあいだも、電力会社と太陽光の電気を一緒に使えると説明しています。どの機種でも同じではないので、機種ごとに確かめます。
どの車でも使える?
使えません。V2Hのメーカーごとに対応する車の一覧があり、車の名前だけでなく、年式・型式・注記まで見て確かめます。V2Hを使う前には、車の取扱説明書も確認するよう、メーカーは案内しています。
- ニチコン:EVパワー・ステーション VSG3シリーズの対応車種
- オムロン:マルチV2Xシステム KPEP-Aシリーズの対応車種(「当社公表の対応車種に限ります」)
- デンソー:V2H-充放電器の対応車種
ある機種の一覧に載っている車が、ほかのメーカーのV2Hでも使えるとは限りません。
補助金は使える?
- 受付中
東京都
通常は助成対象経費×1/2から国などの補助金額を差し引いた額(上限50万円)。太陽光発電と電気自動車(またはプラグインハイブリッド車)をあわせて持つなどの条件を満たすと上限100万円。受付は令和9年3月31日17時まで(予算の範囲内で交付)
- 受付終了
国(CEV補助金)
令和7年度補正の事業は、機器が1/2以下(1基上限75万円)、個人宅などの工事費が上限55万円でした。予算を超えたため、2026年8月27日到着分で受付終了。次の募集は2026年11月4日時点で発表されていません
- 対象外
八王子市
令和8年度の「再生可能エネルギー利用機器等設置費補助」の対象設備に、V2Hは入っていません
東京都の補助は、国の補助の対象として登録されたV2Hを、都内の戸建住宅に設置する場合が対象です。事前の申込みと契約の順番など、くわしくは東京都の補助金をご覧ください。
出典を見る
- クール・ネット東京 戸建住宅におけるV2H普及促進事業
- クール・ネット東京 令和8年度 申請前の注意事項(p.2)
- 東京都 V2H 交付要綱
- 次世代自動車振興センター 令和7年度補正 募集要領(工事費はPDF p.33、上限額はp.124)
- 次世代自動車振興センター 受付終了のお知らせ(2026年8月28日)
- 八王子市 再生可能エネルギー利用機器等設置費補助制度
2026年11月3日確認
V2Hの価格は?
どちらも機器の希望小売価格で、設置の総額ではありません。実際には、電気工事・基礎・配線・分電盤などの工事費がかかり、補助金を使うとそこから差し引かれます。見積りでは、機器と工事を全部含めた総額と、補助金の対象の機器かを確かめます。
いまの車・太陽光・分電盤で付けられるか、まとめて確かめられますV2Hの相談をする
向いている家・慎重に考えたい家
向いていることが多い家
- 電気自動車・プラグインハイブリッド車を持っている、または買う予定
- 太陽光がある(東京都の増額の条件にもかかわる)
- 停電のときに、家で電気を使えるようにしたい
- 車を家に置いている時間が長い
慎重に考えたい家
- 車がV2Hの対応車種に入っていない
- 車で出かけていて、家に車がない時間が長い
- 駐車場所と分電盤が離れていて、工事が大きくなる
- 数年のうちに車の買い替えを予定している(対応車種を確かめ直す)
蓄電池とV2Hのどちらがよいか、両方を入れるかは、車の使い方と停電のときに使いたい家電で変わります。→ 家庭用蓄電池の選び方
ご相談の前にそろえておくと話が早いもの:車検証(年式・型式が分かります)、駐車場所と分電盤の写真、いまある太陽光・蓄電池の型番。
このページで挙げたメーカー名・製品名は、説明のための例です。取り扱う機種や推奨する機種を示すものではありません。画像は生成AIで作ったイメージで、実際の施工・製品・車ではありません。
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